=グループメール開設・世話人メッセージ= グループメンバー各位 私たちのコミュニケーションの可能性が、 時間的にも、空間的にも、また、歴史的にも、地理的にも、大きく、深く、拡大し、深化を 遂げていくことを、心から、期待いたします。 3月17日の第54回アブダクション研究会では、 創立20周年に向かって、1.大切に致したい精神、  と  2.運営の基本的な視座について、 お訴えを申し上げました。 1.は、 自由・民主・透明・真摯・誠実・去私 であり、 2.は、 次の3点です。 (1)マクロ・スコーピックには、 ①会員の皆様の研究や活動の多様性を拡大すること。 ②それと共に、皆様の研究や活動の多様性の中のアブダクションという図柄の一様性を深化させること。   深化させるとは、一様性の中にも、いろんな異型性を見出せるかどうか、  ということです。 (2)ミクロ・スコーピックには、 皆様のうちの、ある特定の方の研究や活動が立脚している、 ある特定の領  域的な知の中で当面した、 ある異型な事物・事象や、ある異型な観念と、 直接には立脚していない別の特定の領域的な知を探求する中で遭遇した  別の事物・事象や、別の観念との間に、  ある種の同型なパターンを発見して、広域的な知が成立し、 その広域的な知が、高次の領域的な知に展開されるという、 アブダクション の実現体験を積み重ねること。   (3)社会的には、 後代にアブダクション研究自由大学を設立する位の気力で、 人間の社会に 融合(Lattice)の体制のABCを作っておくこと。 いつの時代になっても、淀みのない清澄な、研究グループとして、 社会に、いささかの貢献をしてまいりたいものと存じています。 07・3・19 アブダクション研究会 世話人 福永 征夫